蝦夷リス

近道への遠回り・数十年前作家になることを考え、特殊な語れる体験がなければと思い日本を後にしました。文壇のなかでのコネなどなかったからです。二十代までは必ずこの癒着がものをいうと信じてきてました。

14日

食事は相変わらず健康を考えてのメニューとか、そんなものではなかった。バターはでてくるし、パンも。パンなど通常食べない私はそのために血糖値が上がっていくようだった。糖尿病ということで、指先を針で毎日5回以上も刺されることになったあまり痛いので、あとでは耳に射してもらうことにしたが。
 


 相部屋の子供も持たず妻帯もしなかった、自分勝手にずっと生きてきた男には太りじしの白髪の女性が昼ごろにやってきて、おいろいろ彼の面倒を見てあげていて驚かされた。回りの世話をする必要なものは適当にそろえて来たみたいだと思えた。こういう人がいるのだと驚いた。
 また、かれは四袋も輸血をしていて、有難いことに同日に血液関係の患者がいる部屋に移っていった。こRで彼の下痢、おわることのない糞尿の悪臭に苦しめられることもなくなると思った
 夜には若いマックスという男性が運ばれてきた。