蝦夷リス

近道への遠回り・数十年前作家になることを考え、特殊な語れる体験がなければと思い日本を後にしました。文壇のなかでのコネなどなかったからです。二十代までは必ずこの癒着がものをいうと信じてきてました。

昨夜午後11時以降にワインを買いに行って拒否される

パンデミーに感染しないように人のであるかない午後11時以降にスーパーに行きました。そして胃壁がやられるけれども赤ワインを二本ほど買い込もうと籠にいれてヨーグルトのほうに移動していたら、店員がわたしをひきとめ、自分の時計を腕をあげてみるしぐさをして、ノー・アルコールと言われてしまいました。
 色の浅黒い外国の留学生がバイトでスーパーに勤務という感じでした。えっと聞き直してみると、アルコールのこと、そして今の遅い時間のことを彼が正確な発音で繰り返すのでした。
 滑稽なことにわたしは注意深く彼の言うことを聞き取ろうと思って、耳からマスクを外そうとして思いとどまったものでした。聴覚にマスクは関係なかったなと。
 こういう掣肘が実際に自分に降りかかってくるということが不思議でもあった経験でした。
 自分に降りかかった災難と言えば、これなんかは実はなんでもないことですが、久しぶりの直接自分が関係させられた事件でした。