蝦夷リス

近道への遠回り・数十年前作家になることを考え、特殊な語れる体験がなければと思い日本を後にしました。文壇のなかでのコネなどなかったからです。二十代までは必ずこの癒着がものをいうと信じてきてました。

学問のススメと石田衣良さんの文学談話

学問のススメに東山彰良さんが出演しているのを知った。そして『流』を僅か三ヶ月で執筆したというエピソードを聞いた。仕事をしながら一日の最後にあたる深夜にこつこつと書いていったということなのであった。すごい、とてもわたしには真似できないと深いため息がでた。


 仕事していたら、その仕事体験が尾をひいてしまい、創作などする心の余裕は一切ないからだ。それを東山氏は克服していったわけだ。
 書ける人はもちろんテレビは見ないし、パソコンもやらなかったり、ユーチューブを視聴するようなこともないという感じだ。
 西村賢太さんは寝床で手書きだった。ノートパソコンで書く場合には布団のなかでは無理という感じ出し、ついついユーチューブをみてしまう。
 今年の一月十三日に引っ越しを余儀なくされてから、テレビはみないことに決めたのだが、ユーチューブをネットで見てしまっている。少しはTVよりもましだが、やはり執筆などはできない。我ながらどうしょうもないと思う。
 文学賞の締め切りなども怠惰な自分への鞭として念頭に置いたりもするが、選考委員の顔ぶれや受賞作傾向をみると、自分が応募できそうな文学賞はさらに少なくなる。


 ここで、学問のススメのほかに、最初は生理的拒否反応を覚えていた石田衣良さんの文学講座をご紹介したい。三人の鼎談という形をとっていて、書こうとしているわたしたちにとっては参考になる、励ましになるといえます。