蝦夷リス

近道への遠回り・数十年前作家になることを考え、特殊な語れる体験がなければと思い日本を後にしました。文壇のなかでのコネなどなかったからです。二十代までは必ずこの癒着がものをいうと信じてきてました。

現状と希望(死を意識して)

一昨日には再びベットに仰向けになると呼吸困難に陥って寝入れなくて、横臥しても微妙な角度でやはり胸が苦しくて、結局机に猫のように腕を結んでその手首に頭を載せて睡眠をとるという、そんなことをやってやっと30分、あるいは25分と間隔を置いて眠ることになった。3ヶ月も経過すると足にも腹や胸にも水が溜まってどうしょうもない圧迫になるらしい。でもまだクリニックには行きたくない。
 静脈のベンが壊れているのは間違いなかった。それで水が漏れ腹まで浮腫んでいる。
 それでも買い物をかねた散歩は続け、まだ諦めないという気持ちだった。散歩も2,30mごとに佇み休憩をとればまた傍目からは普通の速度で歩ける。でも、佇んで休んでいるときに、小犬を連れた白髪の老女に声を掛けられるほどいわたしの体調が脆弱化していることが目に付いているらしかった。わたしはヘルプを断ったが、67には見えないといわれた。が、まったくそれはなぐさめにもならなかった。婦人は75歳にはなっていると思えたが、それだって実際の病状とは無関係だ。とにかくわたしには(末期の)時がきていると思わなければならなかった。
 去年の5月に就寝中に心筋梗塞に襲われクリニックの判断でひとつステントを入れるカテータスの手術をされ、数日後にクリニックを後にすることになったその玄関で意識を失い、二度も私は死亡していたということだった。
女医のドクター・ランカスターが二度ともエレクトロショックで私を蘇生させてくれて、そのあと二度カテータスの手術がされ、合計三箇所のステント、そしてヘルツメーカーが心臓の上に埋め込まれ、合計2ヶ月間入院していた。足腰が酷く筋肉が減退して歩行が困難となったが、そして6ヵ月後の一月十三日にはそれまでなかった足の浮腫み、腹の水腫、就眠時の呼吸困難という症状があらわれ再び入院した。ただし、今度は体から水を出すための点滴に繋がれただけで手術もなにもされずに4日間ほどで退院できた。だが、いままた同じ症状に襲われている。
 最近は腎臓には良くないと思うが液体の吸収を抑えている。それが功を奏しているのか、浮腫みが減ったという感じ出し、横臥すれば眠れるようだ。


 呼吸困難ということで、若い医者がクリニックで言ってくれた貧血という症状が思い出された。
 YTで検索して、貧血の原因は、鉄分の吸収を阻止するカフェインがよくない。つまりコーヒー、紅茶、タンニンの緑茶なども妨害要素だとしった。お陰でたちまちまた希望が湧いてきた。
 今日、土曜日はカフェインがないというロいボスティーを買ってきた。豚のレバーが鉄分をもっとも多く含有しているらしいが、あまり肉は好きでないし、かわりにホウレン草やレンズスープなどを買って帰ってきた。23:27 2023/04/15