蝦夷リス

近道への遠回り・数十年前作家になることを考え、特殊な語れる体験がなければと思い日本を後にしました。文壇のなかでのコネなどなかったからです。二十代までは必ずこの癒着がものをいうと信じてきてました。

独りで過ごすクリスマスと年末年始、もう十年間も

孤独を強く感じるのは日本もドイツも同じでこの時期だと思うけれども、老いて孤独というのはしょうがないことだとわたしも諦めている。冬ソナをみるまでの去年までの9年間は孤独を寂しいとも感じなかった。自分のペースに戻らなくてはならないと思う。
ペース?お前にペースなんかがあるか!?ともう独りの罵る自分がいるが。


 チョコレートとか甘いものは、日本と違ってクリスマスケーキとかスーパーとかで売ってはいないので、誘惑に負けて買ってしまうということもないが、せめてこの期間は精神的に楽しく過ごしたいと想う。もちろん結果が真逆になってもっと辛く寂しくなることもあるが。


わたしがドイツに着てからずっとテレビで放映されているメルヒェンがある。それが東ドイツとチェコスロヴァキア共同制作のグリム童話『Drei Haselnüsse für Aschenbrödel
灰かぶり姫(シンデレラ)のための三粒のへーゼルナッツ』

ストーリーは余りにも有名なので、毎回傍観しているだけですが、この時期には欠かせない映画となってます。見ないと寂しいという感じ。


撮影場所は何度もドレースデンとマイセン、あの磁器で有名な町の途中にある城なので幾度も入城したことがありますが。