蝦夷リス

近道への遠回り・数十年前作家になることを考え、特殊な語れる体験がなければと思い日本を後にしました。文壇のなかでのコネなどなかったからです。二十代までは必ずこの癒着がものをいうと信じてきてました。

日の一番短い日、冬至




インフォラジオから今日が一年で一番日の短い日だという声を聞いた。そうだった、冬至がもう来たのだとわたしはおもった。それでてっきり今日は22日だと思い込んで、あとでノートブック上で日付をみるとまだ21日だったので、以外だと思ったが、ウィキで見ると、今年は21日が冬至となっていた。
ごごになって珍しく灰色の雲間から西日が射して部屋まで少しだけ入ってきて、私を一種の幸福感に浸してくれた。


 午前中に、浮腫んだ足を靴に押し込み、スーパーに向かった。目的は、クリスマスメニューだった。Mp3を夜中中聞いていたので、寝込むどころかとうとう眠れないで朝まできてしまったが、無闇と独りで送るクリスマスが寂しく感じられてきた。そしてドイツではこの時期に普通に食べる鴨の肉、甘く煮た赤いキャベツ、そしてジャガイモとかパン粉で作った団子が無性にクリスマスには食べたくなった。ぼやぼやしているうちに買い物にもいけなくなってはと思い、浮腫んだ足を引き摺って出かけた。


 鴨の肉は24日のイブまでお預けとして、今日はあっためるだけで食べられる、牛肉のロール巻き一個、マッシュポテト、甘く煮た赤キャベツを食べた。量が少ないので、白豆の缶詰をあけてレンジで温めて食べた。裏を見ても白まめとしかなく、大豆のことじゃないのかと疑問に思うのだが。実は大豆を食べたい。でも、あの臭いが苦手で豆腐以外は食べれない。そして豆腐は高いのでなかなか買えない。そのくせ納豆は日本の4,5倍ほどの値が張っても大好物なので買うのだが。


 昨日は、クリスマス関係の映画を二本みてしまった。インターネットで。このシーズンはやはりそういう映画をみないではいられない。少しは寂しさも紛れる。
■ラブ・アクチュアリー
 ●ジェイミーとオーレリアは、言葉の壁がありつつも心が通じ合った生活をしている。ある日オーレリアは誤って原稿を沼に飛ばしてしまい、ふたりは沼に飛び込んで原稿を集める羽目になる
 ●ジュリエットはマークの元を訪れ、素っ気ないマークに自分とも仲良くしてほしいと頼むが、マークは結婚式のビデオで彼女ばかり追っており、実は自分が好きだったために冷たく当たっていた
 この二つのエピソードがもっとも私の好きな部分