蝦夷リス

近道への遠回り・数十年前作家になることを考え、特殊な語れる体験がなければと思い日本を後にしました。文壇のなかでのコネなどなかったからです。二十代までは必ずこの癒着がものをいうと信じてきてました。

仮眠なのに夢をみた。かなりはっきりした夢だった。


すべては晩いよと誰かにいわれそうだし、私もそう思っているが、あの歯医者の女医のせいだろう。執筆のことを念頭に置きながら、半日ドキュメントを視聴してしまっていた。それもロイヤルのことばかりが次から次へと放映された。
 ちょっとネットによるテレビから離れてベットに横になった。鳥のから揚げを作ってみて、結局衣だけが美味しくて、半分成功と言う感じで、鶏肉自体はのこして冷蔵庫にいれてしまった。が、そのあとうつうつと椅子にすわったまま寝入りそうなので、ベットに横たわったのだ。およそ15分から20分も眠ったかもしれなかった。変な夢をみた。変と言うか青春っぽいものだった。
 引っ越しが終わったばかりみたいな状況の中で、ラフでいい加減な態度の三日髭で金髪がぼさばさの若者ともうひとりの若者が部屋にいて、二人の写真でもすでに見てしっている綺麗な若い女性がくることになっていて、実際にやってくると、あの女医と同じような小柄な、人見知りもしないような金髪の巻き毛の中の白い笑顔の女性っちだった。そのなかのひとりの肩を触れてみたり、それどころか半分抱き寄せたり、わたしがしている。そしてあのいい加減な生活態度で不潔な若者が二階の窓から外にするすると紐を伝って滑ってでていけるようにつくってしまって、出て行った。女の子にも同じようにするすると宙を伝って窓から外にぶら下がって滑ってでるように私も勧めている。
 そしてABまでは出来るがさすがにCはヴァイアグラがないともう勢いがないかなとぼんやり私は思っている。しかも子種が妻の存命中も、最後のころはそうだったが、極度にすくなくなっているし、交際するための金ももちろんない。全財産をスベン・ミヒャエルズンとその悪妻に盗まれてしまっているから、妻の死後十年も経って漸く女性への性的欲求が蘇っても、先立つものがない、そんなことを思ったところで目が覚めた。でも、体
 廊下の壁にある鏡をふとみて、昨日もそうだったが、今日も足は浮腫んでいるのに、顔の調子はよいと思った。瞼も薄くなって気持ちよく、写真を残しておこうかともおもったが、
うとも思ったが、一人写っている自分を残してどうするんだとも思ってやめた。それこそ一年に一二回の撮影で良いんだと思った。それ以上の価値はないと。
重は増えてしまっ