蝦夷リス

近道への遠回り・数十年前作家になることを考え、特殊な語れる体験がなければと思い日本を後にしました。文壇のなかでのコネなどなかったからです。二十代までは必ずこの癒着がものをいうと信じてきてました。

米の飯はどうしても食べ過ぎてしまう。どんぶり二杯は平らげた。

一切れのしゃけをフライパンにガラスの蓋をして、くるみ油を垂らして焼いて食べた。どんな上手いものも、一人で食べるとあまり上手くないのかもしれない。そんなことを思った。
21度に外気温は達している。本格的な春の訪れを思わせる。
ユーチューブで長谷川きよしさんの『卒業・さようなら女の子』『別れのサンパ』などを視聴した。とても懐かしい歌い手であり、歌曲だと思う。昔の記憶のヴェールを手探りで引きあけて徐々に立ち現れてくれたような、そんな憧憬や愛おしさが籠められている作品だ。


とくに「キスの上手い女の子」とか「白い胸の女の子」とか、私にとってはまだ見たこともしたこともない女の子のイメージが掻き立てられてしまって、堪ったものではなかった。そんな記憶がある。

「卒業」さよなら女の子 当時のライブ1971年 長谷川きよし