蝦夷リス

近道への遠回り・数十年前作家になることを考え、特殊な語れる体験がなければと思い日本を後にしました。文壇のなかでのコネなどなかったからです。二十代までは必ずこの癒着がものをいうと信じてきてました。

日記の利点と積み重ねた書籍

日記の利点。ふと、全く無関係なことを行っているのに、テレビを点けっぱなしで書籍関係についてのインタヴューなどが放映されていて、外はドアや窓を閉めている限りリヴィングルームには日が射しているお蔭で比較的温かいという状態であった、それだけなのに、急に、この前に書いた日記の一部が作品の材料として呼吸をし始めてきた。


それは疑惑というひとつの人間的な永遠なテーマであるが、あるデパートの店員、書籍店の主と私との関係が掌編ないし短編にできるのではという思い付きであった。わたしにもっと能力があればできるに違いないとさえ思った。……思えば、そういうものだけでも最近三つは脳裏にちらついていて、執筆できそうなのであるが、みんな掌編・短編なのである。


私の日記は写真が少ないので、ここでいきなり自分の家のなかにある本の写真を掲載したい。本棚はあるのだが、周囲には重ねているだけ・・・・