蝦夷リス

近道への遠回り・数十年前作家になることを考え、特殊な語れる体験がなければと思い日本を後にしました。文壇のなかでのコネなどなかったからです。二十代までは必ずこの癒着がものをいうと信じてきてました。

名探偵・小栗鼠(こりす)忍者

 私は本格的に、赤川次郎先生の三毛猫ホームズに平行して私自身の作ったキャラクター、つまり『小栗鼠忍者』という作品集を書こうとしたことがある。


 ただ、当時はワープロはあったかもしれないが私自身は持ってなくてパソコンも一般に普及してはいなかったと思う。それで手書きで書いては自分の酷い文字を目で拾って推敲とうことになるのであったが、とても、この思いつきにしか過ぎない物を纏めてひとつの作品に仕上げようと言うことは、わたしの能力では限界だとしか思えなかった。それで未完成が二つほど書き散らしてどこかに今でも放置されているという状態である。


 かなり以前からわたしは赤い栗鼠、つまり北栗鼠とか蝦夷栗鼠といわれる栗鼠が好きだった。とても可愛らしいという印象はいまでも同じである。
 シマリスのほうがもっと上品で素敵なところがあり、こちらは起きて寝ぼけているようなとぼけた感じが鄙びたようであるが。欧州から日本の北海道まで生息地が広がっているという事実が私にはとても嬉しい。午後 3:57:10