蝦夷リス

近道への遠回り・数十年前作家になることを考え、特殊な語れる体験がなければと思い日本を後にしました。文壇のなかでのコネなどなかったからです。二十代までは必ずこの癒着がものをいうと信じてきてました。

諦めと希望の反復運動

日本でも有名な人がこちらに来る。わたしがほとんど足を踏み入れたこともないB博物館にも行くことになっている。
下見をしてこなくてはと霙の模様の外を見ながら思っている。三月に締め切りがいくつもある文学賞はわたしの頭にこびり付いていたのであったが、どんどん静かに確実に剥がれていく。。。。


でも、ほとんどの人が同じような苦悩の繰り返しを生きるために経験しているはずなので、こんなときには一時的に諦念状態になる。仕事がなくなったときには、そのためにまさに経済的な不安に襲われるが、創作意欲が戻ってくる。その繰り返しだ。