蝦夷リス

近道への遠回り・数十年前作家になることを考え、特殊な語れる体験がなければと思い日本を後にしました。文壇のなかでのコネなどなかったからです。二十代までは必ずこの癒着がものをいうと信じてきてました。

『オデッセイ』別名・火星の人を視聴

短編『17時…』はある程度捗ってくれた。リアリズムを徹底させて貫徹仕様とおもっている。


『オデッセイ』別名・火星の人を視聴した。大変面白いところは自分でジャガイモを栽培したり、水を作り出すことに成功するあのへんの知恵であった。もちろん、地球と連絡を取るというのも凄いことではあるが。
やはり私たち日本人とちがうなあとおもったのは、自分のことが隊員に伝えられていないことに悔しがるし、自分を救ってもらいたいという態度であった。わたしなんかだったら、私のことは諦めてください。考えなくて良いですと引っ込んでしまうのですが。


それにしても隊員たちが若いのは、IT時代なのだからそれでも良いかもしれませんが、自分の都合とかを主張する人が一人もいないところが甘いとおもいました。そんな善人ばかりでもないし、また、善人たちの集まりであってもやはりリスクがあれば、猛反対するものもでてきて、葛藤がなければおかしい。


後味はあまりすっきりしたものではなかった。
話の展開はやはり救うという話になるので、アポロ13号に似てしまっている。それでも評価は高いので同工異曲でも良いという結論になるのでしょう。