蝦夷リス

近道への遠回り・数十年前作家になることを考え、特殊な語れる体験がなければと思い日本を後にしました。文壇のなかでのコネなどなかったからです。二十代までは必ずこの癒着がものをいうと信じてきてました。

もう埋もれてしまったわたしのYT『漫画を描く少年』

 YTで『漫画を描く少年   副題ラヴレター 岩本玲子に捧ぐ』を立ち上げたあとで判明したこと。
 無名人間の作ったもの、書いたものがいかに現代の忙しい、またマスメディアの溢れている世界では省みられないか、はっきりと示された気分ですね。もちろんフェイスブックとかで拡げてみようとしていないのであるから自業自得でもありますが。もしかしたら私の死後にちょっとは知られるようにでもなるだろうかと今は妄想中です。その死がもっとあとになって欲しいと思ってもいますが。
 怠惰な癖に書きたいことはまだまだ残り過ぎてますので。もちろん、怠惰になってしまう理由には生きるための仕事をしなくちゃいけないという、目的から私を逸らしてしまう障害物がごろごろ転がっているためもありますが。でも、これは当たり前のことですね。少年期にデビューできる天才と違って。このときに脳裏によぎる天才たちの顔にはランボーとかラディゲと言ったフランス人たちがいます。ゲーテもそうなのでしょうけれども、ちょっとイメージがずれるかな・・・・