蝦夷リス

近道への遠回り・数十年前作家になることを考え、特殊な語れる体験がなければと思い日本を後にしました。文壇のなかでのコネなどなかったからです。二十代までは必ずこの癒着がものをいうと信じてきてました。

恋のゆくえ-タイトルの重要さ

ファビュラス・ベイカー・ボーイズThe Fabulous Baker Boysをはじめて見たのは、初めて日本をでてから帰国する最初の飛行機のなかのことだった。英語というか米語でもあるし、細かいニュアンスが良く分からなかったことだけを覚えている。眠り込んだこともあり、話の展開もさっぱりわからなくて、ただ私とは別世界の話だという印象だけが残った。
 あれから、もう6,7度はテレビで視聴している。今晩も遅い夜に、そして深夜に再放送がいまされている。
 自営業、フリーランサーの運命をみているようで今では大いに雰囲気も、あの深刻さも理解できるようになった。
 恋のゆくえ、それが日本語のタイトルですが、良いタイトルだと思った。相応しい題名だとおもった。このタイトルのお蔭でこの映画がさらに胸に残るとおもった。タイトルは重要だなとつくづくおもう。