蝦夷リス

近道への遠回り・数十年前作家になることを考え、特殊な語れる体験がなければと思い日本を後にしました。文壇のなかでのコネなどなかったからです。二十代までは必ずこの癒着がものをいうと信じてきてました。

『牡蠣…』初稿完成。六日前の『十七時…』の初稿を見て落胆。

『牡蠣…』の初稿、草稿が一応完成したのが昨日でした。さっそくまだやる気と関心のあるうちに『十七時…』のほうに手を大幅に加えて、というか削除してこちらはこちらで纏めようとしました。


 しかし、私の中ではすでに六日前に完成した、といってもやはり初稿なのですが、読み直し始めてすぐに落胆するものを覚えていました。それどころか自分の主観的な文章に読む前から呆然とするような、力がでてこない感覚を覚えてしまいました。ただ、最後の部分を思い出して、まだ捨てたものではないと自分を励ましたという状態ですが。


 いずれにしても最初のモニターに移ったページで放置という結果です。こういう感情にはもちろん、迫ってきている仕事に精神的な膂力がざっくり分けられて引っ張っていかれているということも理由です。もちろん、そんなときに初稿に推敲を加えていくという知的な作業をしていけばいいじゃないかと思い直しますが。そのために粗筋だけで安心せずに、初稿まで頑張って執筆していくということを自分に命じているわけです。しかも、私の経歴としては成功をその点では収めている。


 ・・・自己満足ですが。これまではそれさえもなかった。


外気温は20度。室内は19度。快晴。ただし、風が冷たいかなぁ